バカラ(Baccarat) - カジノゲーム

立命館大学　研究者学術情報データベース English>> TOPページ TOPページ > 吉添 衛 （最終更新日 : 2023-04-06 16:39:04） ヨシゾエ マモル 吉添 衛 YOSHIZOE MAMORU 所属 情報理工学部 情報理工学科 職名 助教 業績 その他所属 プロフィール 学歴 職歴 委員会・協会等 所属学会 資格・免許 研究テーマ 研究概要 研究概要（関連画像） 現在の専門分野 研究 著書 論文 その他 学会発表 その他研究活動 講師・講演 受賞学術賞 科学研究費助成事業 競争的資金等(科研費を除く) 共同・受託研究実績 取得特許 研究高度化推進制度 教育 授業科目 教育活動 社会活動 社会における活動 研究交流希望テーマ その他 研究者からのメッセージ ホームページ メールアドレス 科研費研究者番号 researchmap研究者コード 外部研究者ID 学歴 1. 2019/03～2023/03 立命館大学 情報工学研究科 情報理工学専攻 博士後期課程 修了 工学 職歴 1. 2023/04 ～ 立命館大学 情報理工学部 特任助教 所属学会 1. 2017/05 ～ 人工知能学会 2. 2017/05 ～ 2019/06 ∟ 全国大会委員 3. 2019/04 ～ 2023/05 ∟ 学生編集委員 研究テーマ 1. 現在、情報技術の発達により、社会のグローバル化・複雑化は加速しており、それに伴い人が持つ価値観の多様化が進んでいる。一方で、価値観の多様化は異なる価値観を持つ人同士の予期せぬ衝突を引き起こしている。近年のインターネット社会においては、SNSなどのメディア上で書き込んだ投稿が価値観の異なる人から激しい批判を受ける炎上問題の発生が後を絶たない。また、自身の関心のある情報や所属するコミュニティの情報に偏って接してしまい、自身と同質な文化的・思想的な皮膜（バブル）の中に孤立するようになっていく “フィルターバブル”と呼ばれる問題も顕在化している。このような問題を防ぐためには、多様で変化する価値に気づき、広い視野を持って物事を捉えることが必要である。 私は、人がモノ・コトに対して抱く価値観を情報学的アプローチによって表現し、自分の中で想定していなかった価値観を提示することで、新しい気づきを与えるような仕組みについて研究しており、その仕組みの実践対象の場の一つとして多人数のメンバーが複数のグループに分かれて議論を行うグループディスカッションのような場に注目し、多様な可能性を考慮した議論の促進や新しい気づきを与えることができるような議論支援システムの研究・開発を行っている。また、システムの研究・開発を行いながら、人がどのようにしてモノ・コトなどの事象に対して自身の価値観を形成しているのか、その仕組みや表現方法について模索しつつ、システム上におけるそれらの表現や分類の方法について検討を重ねている。 研究概要 多様な価値観への気づきを与える議論支援システムに関する研究 現在，情報技術の発達により，社会のグローバル化・複雑化は加速しており，それに伴い人が持つ価値観の多様化が進んでいる．一方で，価値観の多様化は，異なる価値観を持つ人同士の予期せぬ衝突を引き起こしている．近年のインターネット社会においては，SNSなどのメディア上で書き込んだ投稿が価値観の異なる人から激しい批判を受ける炎上問題の発生が後を絶たない．また，自身の関心のある情報や所属するコミュニティの情報に偏って接してしまい，自身と同質な文化的・思想的な皮膜（バブル）の中に孤立するようになっていく”フィルターバブル”と呼ばれる問題も顕在化している．このような問題を防ぐためには，多様で変化する価値に気づき，広い視野を持って物事を捉えることが必要である． 一方で，このような多様な価値観に気づく機会や場というのは少ないのが現状である．多様な価値観への気づきを与えるような仕組みをシステム化することができれば，多くの場面で利用できると考えられるが，価値観の定義や他者のもつ価値観への気づきを与えるための方法論は確立されておらず，システムによる支援の枠組みをつくるための技術的課題は数多い． 本研究では，自分の中で想定していなかった価値観をユーザに提示することで，新しい気づきを与えるような仕組みについて検討しながら，その仕組みのシステム化（AIR-VAS）を目指している．また，システムの研究・開発を行いながら，人がどのようにしてモノ・コトなどの事象に対して自身の価値観を形成しているのか，その仕組みや表現方法について模索しつつ，システム上におけるそれらの表現や分類の方法について検討を重ねている．具体的なシステム支援の実践対象の場の一つとして，多人数のメンバーが複数のグループに分かれて議論を行うグループディスカッションのような場に注目し，多様な可能性を考慮した議論の促進や新しい気づきを与える議論支援システムの開発を行っている．気づきを与えるアプローチの一つとして，議論の場で自分たちとは異なるグループの考え方や視点をシステム画面上に可視化し，議論参加者（ユーザ）に提示することで，新たな発想や考えを促すようなシステムを構想し．自然言語処理技術や深層学習モデルを用いて，新しい気づきにつながるような情報の抽出・生成を試みている． 現在の専門分野 ヒューマンインタフェース、インタラクション, 知能情報学, ウェブ情報学、サービス情報学, 学習支援システム 研究者からのメッセージ 1. 近年の情報技術の急速な発展と気づき支援近年、深層学習に代表される人工知能分野の技術の発展は著しく、音声・画像処理や自然言語処理など幅広い分野で、処理精度の改善・向上につながるような結果が創出されている。私が研究・開発を行っている議論支援システムにおいても、自動音声認識による人の発話内容の抽出や、機械学習による言語モデルを用いたテキスト情報の分類処理などが行われており、リアルタイムに議論情報を処理し、ユーザに対してより良い気づきを支援するための仕組みの構築において重要な要素技術となっている。一方で、モノに対する多様な視点や可能性を示す上では、個々の人が持つ価値観や考え方を尊重することが必要不可欠である。膨大なデータで学習された機械学習モデルは、対象とする社会（系）全体としての総合的な解を出力することに長けている一方で、少数派（マイノリティ）の意見を考慮した特徴抽出や、人・モノ・コトの相互作用の中で生まれる持続的かつ複雑な社会現象の再現・説明性という点において課題を抱えている。これらの課題に対応するためには、一つの巨大なモデルでモノ・コトといった対象を表現するのではなく、多種多様なドメインから成る複数のモデルを扱い、それらから得た特徴情報の結果を統合的に扱うような仕組みが必要になると考えられる。一つの総合的な結論を出すのではなく、様々な可能性を示しながら議論を行うことは、今日の社会における合意形成の中で非常に重要であり、特徴抽出を行うシステム側のモデルを分散的に捉え、それらを協調的に扱っていくアプローチは、ボトムアップな議論支援という点においても意義があると考えられる。 メールアドレス © Ritsumeikan Univ. All rights reserved.