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> 社会保障全般 > 「社会保障教育モデル授業等に関する検討会(第3回)」議事録 --> 「社会保障教育モデル授業等に関する検討会(第3回)」議事録 政策統括官(総合政策担当)付政策統括室 日時 令和3年8月3日(火)10:00~11:00 場所 オンライン開催 出席者 構成員(五十音順) 猪熊構成員 小野構成員 梶ヶ谷構成員 玉木構成員 藤村構成員 事務局 伊原政策統括官(総合政策担当) 度山大臣官房審議官(総合政策担当) 和田政策統括室政策企画官 小金井年金局総務課年金広報企画室室長補佐 田中年金局総務課課長補佐 中江保険局企画法令係長 丸山政策統括室主査 青柳政策統括室係員 坂本日本年金機構 相談・サービス推進部サービス推進グループ長 議題 (1)今年度の事業の進め方等について (2)高等学校で検証する社会保障教育モデル授業案 (3)教員及び生徒へのアンケート調査案 (4)意見交換 (5)年金広報検討会の検討状況 (6)その他 議事録 議事内容 ○丸山主査 定刻になりましたので、ただいまから社会保障教育モデル授業等に関する検討会の第3回を開催いたします。構成員の皆様におかれましては、本日はお忙しい中お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。冒頭に事務局より発言させていただきます。前回の開催後に人事異動があり、赤崎の後任で着任した丸山と申します。よろしくお願いします。 本日は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、オンライン会議システムを活用しての実施とさせていただきました。なお、本会議は議事録の作成のため、録音させていただきますので御承知おきください。また、オンライン会議における発言方法については前回同様とさせていただきます。会議の進行中に通信トラブルにより接続が途切れてしまったり、音声が聞こえなくなったり等、トラブルがございましたら、御案内しております電話番号まで御連絡下さい。それでは議事の進行に移ります。この後の議事進行は小野座長にお願いいたします。 ○小野座長 小野でございます。よろしくお願いいたします。 まず、「議題(1)今年度の事業の進め方等について」、事務局から御説明をお願いします。 ○和田政策企画官 政策企画官の和田でございます。本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。資料1をご覧下さい。モデル授業等に関する検討会につきましては、昨年度2回開催させていただき、そこでのご指摘によりモデル授業案の修正を行いました。 今年度の目的である全国に配布できる授業映像の作成と、その基礎となるモデル授業案の作成のために、現場の高校の先生方4名の方とモデル授業案の開発チームを設置し、実証校の選定を進めてきました。 本日につきましては、本会に先立ち構成員とも調整したモデル授業案の4つのパターンについて御議論いただき、実証校での検証に入らせていただきたいと思っています。 その後の動きにつきましては、9月、10月に選定した4校で検証させていただき、11月に第4回検討会を開催したいと考えています。そこでモデル授業案を最終的に決定したいと思っています。また、参加した生徒へのアンケートも実施したく、本日アンケート案を配布しています。 11月の第4回検討会の後、標準的な授業となる2つの映像を作成します。4つのパターンを全て作成するのが理想ではありますが、同じ授業を1つの学校で2回行うことは現場の先生に負担となるとの意見をいただいています。標準的な授業を学校で撮影することについて、現在学校及び先生方と調整中です。このような手続きを経て、指導者用マニュアルと合わせて、授業映像を全国へ配布するというのが今年度の流れとなります。 また、第1回、第2回の検討会においては、年金のモデル授業を標準型と熟慮型として作成していましたが、現場の先生との調整の中で、形を変えております。医療については標準型と発展型となっておりますが、年金につきましては、一つはベーシックなもの、もう一つはアクティブラーニング型と申しますか、生徒が議論に参加し架空の国において年金制度を考えるものであり、熟慮型と呼ぶかどうか議論のあるところとなっています。非常にオリジナリティがあるもので工夫を凝らして作っております。結果、医療も年金も、授業案①、②という名称として配布させていただいておりますので、御意見をいただきたいと思っております。 ○小野座長 ありがとうございました。まずは資料3まで御説明いただいてから、意見交換に進みたいと思います。続きまして、「議題(2)高等学校で検証する社会保障教育モデル授業案」について、梶ヶ谷構成員から御説明をお願いします。 ○梶ヶ谷構成員 梶ヶ谷です。どうぞよろしくお願いいたします。 配布資料の2-1から2-5までを簡単に説明させていただきます。あまり時間がありませんので、ポイントだけになってしまうことをお許しください。 資料2-1の公的医療保険制度を題材としたモデル授業案①について、これは今迄の標準型となります。前回からの変更として、1時間目の1頁目「理解してほしい内容」の「私たちの安定した生活に(中略)生活を支える役割を担っている。」が修正された部分です。2頁目は、「アメリカの医療保険制度について扱った「シッコ」等の映画を視聴する」が追加されています。また同頁の下段の「➁マラソン中に転倒し」とありますが、以前の交通事故の事例から変更されています。2時間目につきましては、展開②の「学習支援」の部分が修正追加されています。「健康に気をつける、かかりつけ医に相談をする、過剰な病院受診(ハシゴ受診)を控える、ジェネリック医薬品を活用する」等です。ここは個人として何ができるかを生徒に考察させる内容となっています。展開③は、展開②で個人として何ができるかを考えましたので、今度は社会として何ができるかを考えさせています。「学習支援」において社会的な内容を考察させる内容となっています。 資料2-2は、公的医療保険制度の応用的な内容になります。1時間目の導入①、導入②は資料2-1と同じ変更内容です。3頁目の展開②は、公的医療保険と民間保険の特徴について生徒に理解させるため大きく変更しています。4頁目のまとめは「国民皆保険制度の必要性」と変更しています。2時間目も大きく変更しています。導入、展開②、展開③について「学習内容」を「国民皆保険制度の重要性」「日本の公的医療保険制度の課題」「公的医療保険制度の課題に対しての対応」として、「学習支援」等が変更になっています。 次に年金の方で資料2-3になります。1時間目の導入は、医療の導入部と同様に変更しています。3頁目のまとめに「今後それぞれの道に応じて公的年金制度に加入し」と変更があります。2時間目の導入に「少子高齢化に対応するため」として「マクロ経済スライド」を出しています。展開①は資料内容を追加しています。5頁目の展開②は令和4年4月1日からの75歳までの繰下げについて示されています。また「私的年金(ideco)などの活用が考えられる」と追加されています。 資料2-4は、今迄熟慮型としていた資料で、作成した高校の先生と協議して修正しています。大分使い勝手が良くなってはいますが、例えばゲーム形式で高校生が実際に役になりきって考えられるか、ということについて抽象的な内容も残っているので、再度御議論いただけると有難いです。具体的な内容については和田企画官の方から説明していただきます。 資料2-5も構成員に御指摘いただき修正しています。4頁目の「社会保険とは」を追加し、7頁目の「ライフサイクルでみた社会保障の給付と負担のイメージ」は内容の記載を削いで精選し見やすくしています。12頁目と26頁は部活の例から運動中の例に変更、19頁のメモ欄の「セカンドオピニオン」の追加、29頁「公的医療保険と民間医療保険の違い」の記述について、高校生の日常の言葉に合わせて、「給付」を「支払う」に、「医療サービス」を「治療」という形に変更しています。30頁目は、男性と女性の保険料を1円単位ではなく百円単位に変更し見やすくしています。38頁目の「主な高額医薬品について」も説明を簡素にしています。 43頁目「公的年金制度の意義について理解しよう」の2問目に「原則」を追加、48頁目「公的年金制度の仕組みと必要性について理解しよう」の1問目と、49頁目の3問目の文章を変更しています。58頁目「現在の公的年金制度について」の天秤の左側の記載を簡素化し分かり易くしています。政治経済の教科書では「マクロ経済スライド」の簡単な概念説明があり、公共の授業でどこまで取り扱うべきか議論はありますが、現状ではこのような記載としています。 以上、雑駁な説明となりますが、前回の個別の説明会を踏まえて反映しているということで御承知おきいただければと思います。 ○小野座長 ありがとうございました。それでは資料2-4について厚生労働省から御説明お願いします。 ○和田政策企画官 資料2-4は、作成された高校の先生と厚生労働省にて、昨日まで調整を続けておりましたため、補足説明をさせていただきます。 授業の内容については、極力分かり易く、かつ正しい内容を伝える必要があり、また一方で面白いもので、かつ「公共」という科目の新しい指導要領に沿って、生徒に極力考えさせるものでなければならず、この4つのパラメータを両立させるのが難しいところでございます。資料2-4の授業につきましては、第1回の時にも提示をしております。その時の内容は架空の国を作り高齢者と若者に分けて、それぞれの立場から見て年金制度をどうしていくのか、という設定でございました。構成員の先生からいただきました御意見は、授業を見てみないと評価が難しいこと、その設定から若者と高齢者が対立して終わってしまうのではないかということ、でございました。作成者の高校の先生ともお話させていただいた結果、まず高齢者と若者が役割を交換してそれぞれの立場で年金制度を考えてみるといった設定の変更をしていただきました。また年収、年金額、貯金額を持続可能な設定に変更していただいて、その中で年金をどう考えていくかとの修正がされています。 この変更により、もう少し保険料を引き上げてみたらよいのではないか、または年金支給額を引き上げてみたらよいのではないか、といった議論をしながら年金制度の必要性に気づいていくような、チャレンジングではありますが、公共の科目に近寄った授業を作っているところでございます。まだ調整中でございまして、設定を変更することによりストーリーも変わってきますし、先生の技量も問われるような授業内容になると思いますが、本日はこの資料にてお示しさせていただいたものでございます。 ○小野座長 ありがとうございました。続いて、「議題(3)教員及び生徒へのアンケート調査案」について、事務局の株式会社富士通総研から御説明をお願いします。 ○富士通総研 資料3につきまして、富士通総研から御説明させていただきます。冒頭、資料1に記載のとおり、学校での実証の後、生徒と教員へのアンケートを予定しています。本資料は、その目的と調査項目案となります。 1頁目左側にて記載のとおり、本事業の目的としては、学校現場を通じて生徒の社会保障への理解を図ること、と認識しています。アンケートでは理解状況として、開発した教材は教員を支援できているかという教材評価、生徒は授業内容が理解できているかという学力形成、生徒は社会保障制度の意義を理解し、制度への加入に納得感を持ったかという行動変容、について把握します。 2頁目の中段①から⑤それぞれに対して、下段の青色文字部の質問を設定しています。また、開発した教材は、課外活動ではなく学校の授業での使用を前提とされていますので、黄色文字部の質問により、③④への接続を図ります。更に、本事業の過去のアンケートや財政教育など類似のアンケートに相当する質問を設定します。3頁から5頁はその内容の詳細です。この場でのご説明は省略させていただきます。 6頁に生徒向けアンケート調査案を記載しています。質問1は授業後における社会保障のイメージがポジティブかネガティブかについて、質問2は質問1のイメージの形成に関係した学習内容、質問4は教材開発側として最も理解してほしい学習内容、質問7は行動変容に係る質問としています。7頁と8頁は実証を担当した教員へのアンケートにて、教材評価を中心とした質問を設定しています。 アンケート調査案についてのご説明は以上となります。 ○小野座長 ありがとうございました。 続いて、「議題(4)意見交換」、に移らせていただきます。 構成員の皆様に、これまで説明のありました点についての疑問点や、御意見などを一通りお伺いしたいと思います。前回と同じように、猪熊構成員から五十音順にお願いできればと思います。梶ヶ谷構成員におかれましては、他の構成員からのモデル授業案に対する御意見に対するコメントがございましたら併せてお願いいたします。それでは、猪熊構成員お願いします。 ○猪熊構成員 教材は、言葉を分かりやすくしていただいて、御苦労されたかと思いますが、非常に良くなっていると思います。ありがとうございます。その上で、いくつか気がついたことを指摘させていただきます。 1つ目は、モデル教材の見せ方についてです。資料2-5はモデル授業副教材とありますが、こちらをメインにして、この説明の際に資料2-1から資料2-4を使うと良いのではないかと思います。年金や医療のみでなく、社会保障の全体像を理解して欲しいという趣旨からです。資料2-5の副教材は、最初に社会保障全体の話が出てくるので分かり易く、図やイラストもあって、先生方が見るにしても、生徒さんが見るにしても分かり易いのではないかと思います。従いまして、資料2-5の副教材の完成度を高めていただくのがよいかと思います。ここに出てくる図表やイラストを、そのまま授業で使ってもらえるレベルにすることが、先生方の負担を減らし、先生方の役にも立てるのではと思います。その上で、3頁目の「わたしたちの生活と社会保障制度」は、分かり易いとは思いますが、この虹色の中にある下半分の「様々な社会保障制度の中でも」から始まる部分や、1番最後の財政の部分などは、文字を減らす努力を更にしていただけないかと思います。4頁目の「社会保険とは?」を新しく入れていただきました。このような図を入れたのは良いと思います。ただ、左側の貯金と保険の違いというところで、貯金のように「ひとりひとりの力」ということではなく、 保険として多くの人が少しずつお金を出して「みんなの力」を発揮できる点が保険の意味や意義につながることを、このマンガをさらに工夫して、理解してもらえるようにするとさらに分かり易くなると思います。また、「もしも社会保障がなかったら」という図やイラストがあると分かり易いと思います。16頁目、17頁目に生涯医療費の図が出てきますが、そもそも社会保障全体の費用や給付の図がありません。GDPの2割相当のお金を社会保障は使っていますから、全体のお金やその使い道について分かり易い図が入っていると良いと思いました。58頁目のマクロ経済スライドについては、文章ではとても説明が難しく分かりづらかったものを簡素化して分かり易くしていただいていると思います。正確性と分かり易さをどこまで両立させられるかという問題はありますが、マンガやイラストを使って、例えば「若者の将来の年金のために高齢者はちょっと我慢してね」などの吹き出しを入れる等、よりわかりやすくキャッチーなものを入れていくと良いかと思います。 2つ目は、生徒が社会保障を理解するには、先生方の説明がとても重要だと思っています。先生向けの指導マニュアルのようなものの作成が、やはり必要かと思います。その意味で、繰り返しになりますが、資料2-5の表現と言葉の分かり易さをブラッシュアップできれば、先生方が授業で生徒に説明する際に、役立つのではないかと思います。 3つ目です。事務局の依頼で、現役の高校生と大学生に作成中の教材を見てもらい、色々意見や感想を述べてもらいました。高校3年生からは、「テストでどこが出るのか、ポイントはどこか」との言葉があり、印象に残りました。テストへの対策や授業の評価基準をどうするかは、玉木先生や藤村先生、梶ヶ谷先生など、現場の先生方の御意見を伺えればと思います。ただ、厚労省のこの検討会が教材を作る意味を考えますと、テストにどこが出やすいかという対策だけではなく、社会保障の理念・意義を理解してもらうこと、社会保障に興味や関心を持ってもらうこと、社会保障は物事を考えるのに面白いタネがたくさんあるということを、先生と生徒にわかってもらうのがここで教材を作る意味だと思っています。なお、「公共」には、知識よりも思考力・判断力・表現力を問う授業が求められているという話を聞きましたので、思考力を問うような設問をより多く入れられると良いかと思いました。今現在も医療のところで「健康に留意した人の保険料を安くしたらどうか」との問題設定がありますが、知識を問うというよりも、自分の頭で考えて他の人と議論できるような設問を多く入れることが考えられます。例えば、「医療保険は風邪までカバーするのがよいですか」「お金持ちにも年金を配ることが必要だと思いますか」「貧困は自己責任だと思いますか」「子供のいる人の年金や医療、介護の保険料を安くすることをどう思いますか」「企業は社会保障にもっと協力するべきだと思いますか、それとも業務に専念して社会保障は国が行えばよいと思いますか」など。 最後に、動画を作るとの話ですが、動画はわかりやすくて良いと思います。難しいかもしれませんが、各国の社会保障制度について、厚生労働省は様々な国にアタッシェの方がいますから、例えばアメリカやフランスやドイツの社会保障の特徴や日本と違うところ等を3分程度で話してもらう。あるいは、無年金や低年金の人や、子育て家庭の人に3分程度で自分の体験談を話してもらう。また、映画を使って授業をしているところを10分程度で動画で紹介する、SNSを使って1分程度の社会保障動画を作ってみるなど。そのような短時間の動画を見せることは生徒の興味や関心を誘うのではないかと思いました。以上です。 ○玉木構成員 資料を拝見し、またご説明を伺いまして、非常に大きな改善があったと思います。ぜひ現場の先生方のご意見を踏まえて、最終生産物にしていただきたいと思います。 私がよいと思った点は多々ありますが、「医療サービス」という言葉を「治療」という言葉に変えることによって、高校の先生方が「サービス」という言葉を説明する負担が無くなっているのは、その一つです。このようなことは大変良いと思います。他方で、資料2-5の58頁に天秤の図があって、マクロ経済スライドの説明がされていますが、そこに20年前は違っていたと吹き出しに書いてあります。20年前は高校生が生まれる前のことですので、これはあまり関係ないことかと思います。この図は以前に比べて随分シンプルになって良くなっていると思いますが、少しこのような点が残っているかと思いました。 7頁目の幼年期と中年期と老年期の給付と負担の図は使い易くなっていると思います。給付の方については、高校生は自分たちが受けてきた小学校や中学校が無料であったということは、よく理解していると思います。義務教育を国民全体で助け合って1つの目標を達成している例として出すことで、社会保障のメカニズムを高校生により分かり易く説明できる可能性があるため、もし高校の先生方から御要望があれば、付けくわえてはいかがかと思います。 最後に、授業をした時に教員の側から付け加える話があり得ると思います。私は短大の授業で、このような社会保障について、制度的なことも含めてよく話をしますが、短大生には、将来会社で事務員として働くにあたり、社会保障について知っておくと得だとよく伝えます。実際に私の学生の中にファイナンシャル・プランニング技能検定を受けたりする人がいますが、より学習を積んでいけば社会保険労務士などの専門性が高い資格もあり、このような仕事はどの会社においても必ずあると伝えるようにしています。従って高校の先生方には、場合によって社会保険給付は百何十兆円あるという話をされるかもしれませんが、それに深く関連した仕事が、会社員あるいはビジネスをやっていく上でも多くある、個人の生活だけではなく仕事として多くあるということを付け加えることは、生徒たちの関心を高めるという点ではよいかと思いました。私としては全体として大きな改善がされているので、大変良かったと思っております。以上です。 ○小野座長 有難うございました。 それでは藤村構成員お願いいたします。 ○藤村構成員 よろしくお願いします。私も猪熊先生、玉木先生と同じ意見です。とてもわかりやすい資料になったと思いました。その上で気がついたことを2点挙げさせていただきます。 まず猪熊先生もおっしゃっていたように、副教材の完成度を高めることを、これから時間をかけてやっていくとよいと思います。何故かというと学習指導案からモデル授業を再現することはとても難しいと現場の経験から感じるからです。例えば資料2-4の学習指導案を見て、どのように授業を展開したら1時間で終わるのかということが分かりにくいため、モデル授業を動画撮影しそれを公開することは1つの方法だと思いますし、副教材を充実させることで授業を再現しやすくなるのではないかと思います。完成度を高めるためには、問いの表現を精選していくことが必要だと思います。「何か」「どうか」という問いが多いですが、私自身回答例を見て初めて、何を問われているのかを理解できるような問いもありました。生徒がひとりでも取り組めるような小さいサイズの問いを設定し、意識調査なのか、知識・技能を問う問いなのかということも示すと回答しやすいと思います。問いについて繰り返し指摘させていただいていることは、学習指導要領の目標と評価規準をふまえた上で設定することです。先程「テストでどこが出るのか」という質問が高校生からあったという話を猪熊先生が紹介してくださいました。何が大事なのか、どういう知識・技能や思考力・判断力・表現力を身に付けて欲しいと思ってこの作業をやっているのかということを、この副教材のワークシート等に示すとよいのではないかと思います。語尾も揃えると回答しやすいと思います。その他にも、指導に生かす評価と記録に残す評価を区分し、指導に生かす評価を行う場面では、あまり時間をかけずに数分で考えて書け、それが次の作業につながるような問いを設定すると授業展開しやすいのではないかと感じました。 次に、少し誘導的ではないかと思うところがあります。例えば資料2-2に「民間保険のみ存在する場合、どういった問題が生じるか」とあります。細かい点ですが、民間保険のメリットには触れず現状よりも多くの問題が生じるという前提で聞いているところが気になります。また、事後アンケートで「国民年金等に加入することに納得感はあるか」という問いがありますが、納得感を持って欲しくてこの授業を実施したことが後から示されると、誘導的だと生徒は感じるのではないかと思います。どのような社会を築いていきたいのかということを生徒たちの上の世代が考え合意形成し、その結果現在のような社会保険制度があるということを説明し、日本や他の国の現状と課題を知っていくようなアプローチがよいのではないかと思います。今後どのような社会を築いていきたいかを生徒が考えていけるような授業を行うことで、生徒たちはより主体的に授業に参加できるのではないかと思います。 以上2点です。よろしくお願いします。 ○小野座長 有難うございました。 それでは梶ヶ谷構成員お願いいたします。 ○梶ヶ谷構成員 よろしくお願いします。私の加入している教員の経済教育のグループにおいて、現在の中学校の社会科の教科書の経済分野の分析をした結果、アクティブラーニングというものが増えてきて、教科書の記述がそれに引きずられ過ぎて、本質的なことを逆に見失っているような記述が多いという報告がありました。 この辺りのことに気をつけなければいけないかと思います。高校生の「公共」あるいは「政治・経済」の教科書は、どのような記述になるかまだ分かりませんが中学校のそのような教科書の編集からすると、同じようなスタンスがあるかと思われます。これが1点目です。 次に、今回の資料の中に「長生きリスク」と記載がありましたが、これを使っていいかどうかということがあります。かつて「長生きのリスク」と訂正をしたことがありましたので、この表現がよいかを考えていただければと思います。 それから今回、何人かの先生に具体的に教材の作成をお願いしましたが、何故社会保険に加入しないといけないのか、税金で充分であるのに国は税金にプラスして社会保険という形でお金を取っている、二重取りではないかというようなことが、よく中学・高校の社会科・公民の先生方から言われます。そこで今回、副教材(資料2-5)の4頁目に「社会保険とは」との資料を追加していただきました。保険についての理念と意義のより具体的な指導を入れて欲しいと思っていますし、あるいは、例えば教員用のマニュアルに記述をしていただきたいと思います。今回のモデル授業案は賦課方式ありきで、それはそれで適当ではありますが、高校の現場からすると「税金+社会保険」という仕組みについても、生徒に問いかけて考えさせたいと思います。おそらくある教科書の記述であったと記憶していますが、何故、税金による公的扶助でまかなわないのかと、公的扶助(生活保護)とすると「資産調査」があり税だけでは大きな壁がある、ということも記述があったように思います。そもそも論になるかもしれませんが、税と社会保険の二本立ての基本的な仕組みとその意義については教員の方のマニュアル等で書いていただきたいと思います。 また新薬についての部分に関して、最近「生きる学び」といった命について積極的なアプローチが叫ばれていますが、それに関して例えば、不妊の治療についてどこまで社会保険でサポートするか、そのあたりも課題・争点として、高校生に新薬と同様にどこまで社会保険(公的医療保険)で負担するべきかを考えさせ、高校生にとっても近い将来のことですから、社会保険・医療保険について具体的に考えてもらえると思います。以上です。 ○小野座長 ありがとうございます。他に御発言されたい方はいらっしゃいますでしょうか。 それでは、本日いただいた御意見を事務局において整理した上で、今年度の事業を進めていただければと思います。 続いて、こちらは報告事項となりますが、「議題(5)年金広報検討会の検討状況」について、厚生労働省年金局から御説明をお願いします。 ○年金局 年金局総務課年金広報企画室の小金井と申します。よろしくお願いいたします。資料4で年金広報検討会の検討状況という形になっておりますが、中身は若年世代向けの学習教材の開発についてとなっております。 1頁目ですが、今年度の年金広報の取り組みとして、主に四つあげております。その下の二つのところが主に若年世代向けです。左下の3が学習教材の開発です。昨年度2つのコンテンツを作りました。1つは年金漫画で「年金のひみつ」というもので、皆さんもご存知かと思いますが、学研が出している「ひみつ」シリーズです。皆さん図書館などで子供の頃読んだことがあるかもしれません。現在学研キッズネットというホームページで閲覧できるようになっていまして、所謂WEB書籍となっています。只、本は書籍の形で手に取って読んだ方が良いという意見もありまして、いずれは製本して全国の小学校の図書館に配布しようと考えています。この漫画の内容は、小学生向けに少し易しく作っていますが、誰が読んでも分かるようになっておりまして、欄外のクイズなどは大人の方、親の世代も勉強になるかと思っております。 もう1つはクイズの動画を作っています。QuizKnockという YouTube で非常に人気のあるクイズ番組を作成している会社になりまして、有名なあたりでは東大クイズ王というテレビ番組で出演されている方々に出演していただいております。15分程の YouTube 動画でして、中高生から大学生向けの内容になっております。只、十代に限らず誰が見ても楽しむことができますので、教育教材とエンターテイメントの2つを兼ね備えたものになっていると思っております。御覧になられた方はわかると思いますが、テレビのクイズ番組さながらのセットで動画が作られており、なかなか面白い作りになっています。 今申し上げた2つは、こちらからの発信型の広報ですが、右側の4は参加型の広報となっています。1つは年金広報コンテストで、一昨年から開催しております。今年はちょうど3年目の3回目になっておりまして、現在作品募集中です。締め切りが9月になっておりまして、ただいま夏休みですので、この期間を利用して作成して、応募していただけると嬉しいなと思っているところです。もう1つは学生との対話集会で、主に大学生向けですが、大学の社会保障のゼミの1コマをお借りして、一日1コマ90分程度で学生と年金局の職員が年金をテーマに対話をします。対面で対話するところがこの集会の特徴ではありますが、昨年のコロナウイルス感染症以降はオンラインによる討議がメインで開催となっております。コロナが落ち着いたらまた対面での討議ができるのではないかと考えております。 次頁に先ほどご説明しました漫画と動画が、公開後どのような動きをしているかについて記載しています。両方とも今年の3月24日から公開しており、約3ヶ月で動画は視聴回数が59万回、直近では 63万回を超えており、このペースで伸びていくのではないかと考えています。評価も高評価で98%以上が「いいね」となっています。漫画の方は3ヶ月で閲覧回数が2.3万回です。過去の傾向では休みの日に閲覧回数が上がる傾向となっており、公開時が春休みであったのとゴールデンウィークの長期の休みのところも回数が上がっております。ただいま夏休みのため、また回数が増えてきたらよいと考えております。 次頁の今年度につきまして、小学生向けの漫画と大学生向けの対話集会の間に、先程のクイズ動画がありますが、より中高生向けの教材について力を入れていこうと考えております。中高生向けモデル授業を試験的に開催し、そこで様々検討していこうと考えております。どのような教材が良いのか、あるいはどのような使い方をすれば良いのか、実際に教育現場に身を置く教員の方にもお聞きしながら教材を作っていこうとしております。 今後漫画や動画を見た生徒さんはもちろん、御覧にならない生徒さんも含めて、20歳になって初めて国民年金の加入のお知らせが届いて、「なんだこれは」とならないようにしたいと思います。早ければ10代で厚生年金に加入される方もいますが、20歳になって知らせが届いた時に、どのようなものがあれば年金というものに興味を示してくれるのか、あるいは楽しんで学んでもらうことができるのかということを考えていきたいと思っています。説明は以上です。 ○小野座長 ありがとうございます。本日の議題は以上となります。 第4回検討会では、今回の議論を踏まえて行う社会保障教育のモデル授業案の検証の結果について、御確認いただく予定です。最後に事務局から、次回日程についてお願いします。 ○丸山主査 第4回検討会は事務局より追って御連絡をさせていただきます。 ○小野座長 本日は貴重なご意見どうもありがとうございました。本日の検討会はこれにて閉会いたします。 どうもありがとうございました。 以上 PDFファイルを見るためには、Adobe Readerというソフトが必要です。Adobe Readerは無料で配布されていますので、こちらからダウンロードしてください。 --> 政策について 分野別の政策一覧 健康・医療 子ども・子育て 福祉・介護 雇用・労働 年金 他分野の取り組み 国際関係 研究事業 社会保障全般 労働政策全般 戦没者遺族等への援護 災害 情報政策 行政手続関係 「明治150年」関連施策 組織別の政策一覧 各種助成金・奨励金等の制度 審議会・研究会等 国会会議録 予算および決算・税制の概要 政策評価・独法評価 関連リンク 情報配信サービスメルマガ登録 子どものページ 携帯ホームページ 携帯版ホームページでは、緊急情報や厚生労働省のご案内などを掲載しています。 --> --> ページの先頭へ 御意見募集やパブリックコメント 国民参加の場 テーマ別に探す テーマ別に探すトップへ 健康・医療 福祉・介護 雇用・労働 年金 他分野の取り組み 報道・広報 報道・広報トップへ 厚生労働省広報基本指針 大臣記者会見 報道発表資料 広報・出版 行事・会議の予定 国民参加の場 政策について 政策についてトップへ 分野別の政策一覧 組織別の政策一覧 各種助成金・奨励金等の制度 審議会・研究会等 国会会議録 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